天使と悪魔


「ダ・ヴィンチ・コード」の続編として2009年に公開されたミステリー映画。小説「天使と悪魔」をもとに制作された。

映画が公開された順序から続編とされているが、原作小説「天使と悪魔」は「ダ・ヴィンチ・コード」よりも前に発表されている。

原作と映画の公開が入れ違っているため、人物設定やストーリー展開にかなりの脚色がくわえられている。

主演と監督は前作と変わらず、トム・ハンクスロン・ハワードのタッグである。

主な舞台はイタリア・ローマとなっている。そのため、フランスが舞台だった前作の登場人物は主人公ロバートを除き一切登場しない。

謎解きについて丁寧に解説をしていた前作と比べると、やや解説が少ないため、内容を深く理解するというよりも、ドラマを単純に楽しむという映画になっているように思える。

しかし、この映画を観るまで知らなかったことが非常に多く出てくるため、ミステリー映画好きのみでなく歴史ミステリー好きな方にもオススメできる映画である。

あらすじ

ある研究施設から「反物質」が盗まれるところから物語が始まる。

反物質盗難と時を同じくして、ローマ教皇が逝去する。コンクラーベ(新教皇選出のための投票)が行われようとしていたバチカンで事件が起きた。

新教皇候補であった4人の枢機卿が誘拐され、脅迫状が届いた。「今夜8時から枢機卿を1時間ごとに1人ずつ公開処刑に処し、最後に反物質を爆発させる」という内容のものだった。

事件の背後にはイルミナティという秘密結社の存在があるのではないかとにらんだジェンダルメリア警部は、ロバート・ラングドン教授に捜査協力をもとめる。

主なテーマは「宗教と科学」という深い内容になっているが、解説が少ないためすべてを理解するのは非常に難しい。

背景にはガリレオなどの時代に見られる「宗教による科学の弾圧」がある。その歴史の復讐のために、今回の事件が起こっている。

反物質という科学をもって、ローマ教会に宣戦布告したわけである。

ガリレオが秘密裡に発行したとされる論文や、イルミナティにまつわる文章などになぞらえて殺害が行われていく。

誘拐された枢機卿を助けるためには、それらの謎を解き、先回りしなければならない。

繰り返しになるが、内容をすべて理解することは難しいので、ドラマとして楽しむことが重要である。

キャスト・スタッフ

ロバート・ラングドン:トム・ハンクス

パトリック・マッケンナ(カメルレンゴ):ユアン・マクレガー

ヴィットリア・ヴェトラ:アイェレット・ゾラー

リヒター:ステラン・スカルスガルド

オリヴェッティ:ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ

ミスター・グレイ:ニコライ・リー・カース

シャルトラン:トゥーレ・リントハート

シュトラウス:アーミン・ミューラー=スタール

シメオン神父:コジモ・ファスコ

シルバーノ・ベンティヴォリオ:カーメン・アルジェンツィアノ

エブナー:カート・ローウェンズ

監督:ロン・ハワード

脚本:デヴィッド・コープ、アキヴァ・ゴールズマン

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