ベンジャミン・バトン 数奇な人生

 

2008年公開のドラマ映画。「セブン」「ファイト・クラブ」に続く、デヴィッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピット主演のタッグとなっている。

80歳で生れ落ち、歳を重ねるごとに若返っていくという斬新な脚本は、F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説が基に、「フォレスト・ガンプ/一期一会」の脚本を手掛けたエリック・ロスが書いている。

その斬新なストーリーが話題となり、観客・評論家からの評価を得て、多数の映画賞にノミネートし、アカデミー賞美術賞をはじめとする多くの賞を受賞している。

本作の企画は映画化権をプロデューサーのレイ・スタークが購入した1980年代にスタートしていた。しかし、映像化が難しいとなり、監督が降板、次に声をかけたスピルバーグ監督も他作品のスケジュールと合わず降板する。

その後も監督の降板、脚本家の降板、主演の変更など紆余曲折し、気が付けば2003年になっていた。ようやく、エリック・ロスの脚本でプロジェクトが動き始め、監督がデヴィッド・フィンチャーに決定する。

企画開始から20年近く経過してしまったが、その間に映像技術が進歩して、本作のような名作ができたのだろう。

あらすじ

第一次世界大戦が終結した1981年、トーマス・バトンの息子が生まれた。しかし、妻は息子を生むと息を引き取ってしまった。

トーマスは生まれたばかりの我が子を抱こうとし、その顔を見て驚愕した。生まれたばかりの我が子は、老人のようにしわだらけの顔をしていた。

トーマスは我が子を抱きかかえ走り出した。老人のような我が子を受け入れられず、老人施設の前にわずかなお金と共に置き去りにしてしまう。

老人施設を経営するクイニーは捨てられた子供の姿を見て驚きはしたが、ベンジャミンと名付け自分の子どもとして育てることを決める。

老人の容姿のベンジャミンは、クイニーと施設の老人たちの愛を受け、すくすくと成長した。しかし、驚くことにベンジャミンは歳をとるごとに若返っていくのだった。

老人の姿で生まれ、若返っていくというストーリーだが、悲観的なストーリーではなく、むしろ明るくベンジャミンが育っていく姿が描かれている。

少女に恋をするが自分は老人の姿なので心がすれちがってしまったりと、お互い気持ちを寄せ合っているがすれ違ってしまうもどかしいシーンが多く、涙もろい人は本作鑑賞中は泣きっぱなしになってしまうかもしれない。

観終えた後、なんとなく人生を考えさせられる名作といえる映画である。

キャスト・スタッフ

役名 キャスト
ベンジャミン・バトン ブラッド・ピット
デイジー・フューラー ケイト・ブランシェット
エリザベス・アボット ティルダ・スウィントン
トーマス・バトン ジェイソン・フレミング
ムッシュ・ガトー イライアス・コティーズ
キャロライン・フューラー ジュリア・オーモンド
デイジー(少女) エル・ファニング
監督 デヴィッド・フィンチャー
脚本 エリック・ロス
原案 エリック・ロス
ロビン・スウィコード
原作 F・スコット・フィッツジェラルド
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