クリード/チャンプを継ぐ男

2015年公開のボクシング映画。映画史に残る「ロッキー」シリーズのスピンオフ作品である。監督はライアン・クーグラー、主演マイケル・B・ジョーダン、助演シルベスター・スタローンである。

スピンオフ作品ではあるが、「ロッキー・ザ・ファイナル」から9年を経ての公開ということで、ロッキーファン待望の新作といえる。

人気シリーズの待望の新作となれば、シリーズのオマージュなどと批判されがちだが、本作は観客からも批評家からも高い評価を得た。
マイケル・B・ジョーダンが主演男優賞を、シルヴェスター・スタローンが助演男優賞をいくつか受賞している。監督・脚本・主演の三役をこなすことが多いシルヴェスタ・スタローンにとって助演男優賞は初受賞となる。

2017年冬頃に続編の公開も予定されている。

あらすじ

伝説のチャンピオンことアポロ・クリードの非嫡子であるアドニス・ジョンソン(ドニー)は、幼い頃に母親を亡くし施設で育った。喧嘩っ早い性格で、少年院に入れられてしまっていた。

ある日、施設にいたドニーを一人の女性が訪ねてきた。その女性はアポロの正妻であるメアリー・アン・クリードだった。

ドニーはメアリーに引き取られ一緒に暮らすことになった。

メアリーの愛情を受けて育ったドニーは、会社に勤めるようになった。しかし、その裏でメキシコのボクシングの野良試合にでていた。

ロッキーや父の試合を見るたび、ボクシングの道を進む決意が固まり、会社を辞めることにした。しかし、そのことをメアリーに打ち明けると、リングに立つなら連絡はしてくるなといわれた。

母の反対を押し切り、ドニーは単身フィラデルフィアへ向かった。
フィラデルフィアについたドニーはとあるレストランを訪ねた。そのレストラン「エイドリアン」のオーナーである伝説のボクサーロッキーに会うためだ。

ドニーはグリードの名をふせたままロッキーにコーチを頼むが、ボクシング界から身を引いたと断られてしまう。

ドニーは仕方なくミッキージムに通うことにするが、思うようなトレーニングはできなかった。

一方、ロッキーは先立ってしまった友の墓の前にいた。墓の前で新聞を読み、レストランで働き一日を終える。
そんなことを思ううちにドニーのことを考え始めた。

シリーズのオマージュや過去シリーズの栄光を引きずっているという印象を全く感じさせない映画である。

これまでのロッキーシリーズの体系を受け継ぎつつ、新たな演出を加えシリーズ最新作というにふさわしい内容である。

ストーリーはシンプルで、予想通りの展開になるのだが、なぜか感動してしまう。また、監督も変わっているのに、ロッキーシリーズとして全くの違和感がない。

ライアン・クーグラー監督の手腕なのだろう。

ボクシングの試合のシーンは、中継を観ているよりも迫力があるので、ロッキーファンのみならず、格闘技ファンの方にも是非みていただきたいおすすめの映画である。

キャスト・スタッフ

役名 キャスト
アドニス・ジョンソン マイケル・B・ジョーダン
ロッキー・バルボア シルヴェスター・スタローン
ビアンカ テッサ・トンプソン
メアリー・アン・クリード フィリシア・ラシャド
“プリティ”・リッキー・コンラン アンソニー・ベリュー
トミー・ホリデイ グレアム・マクタヴィッシュ
ダニー・“スタントマン”・ウィーラー アンドレ・ウォード
監督 ライアン・クーグラー
脚本 ライアン・クーグラー
アーロン・コヴィントン
原案 ライアン・クーグラー
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