複製された男

2014年に公開されたミステリー映画。

ポルトガルのノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの同タイトル小説が原作となっている。

主演は「バロークバック・マウンテン」(2005)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートしたジェイク・ジレンホールである。

近年、日本でも知名度が上がり、巷では「ジェイク・ギレンホールが出演している映画にハズレなし」と言われるほどである。

本作の他には「プリズナーズ」や「ミッション:8ミニッツ」などに出演している。

本作の評価は評論家からも観客からも高評価を得ているが、かなり難解なストーリーなので、「面白くないわけではないがよくわからなかった映画」と言われることが多い。

なんとなくで流し見していると、全体の半分も理解できない内容になっているので、落ち着いてじっくり視聴できるときに観ていただきたい映画である。

あらすじ

大学の歴史教師をしているアダムは、高級マンションに美人の彼女と、不自由なく暮らしていた。

ある日、同僚の教師から映画鑑賞をすすめられた。特に趣味というものを持ち合わせていないアダムは、話半分に同僚の話を聞いていた。

試験の採点が終わらず、深夜まで自宅で仕事をしていたアダム。

なんとか採点が終わった時、ふっと同僚に勧められた映画のことを思い出した。何気なく映画を眺め、観終わったところで眠りについた。

眠りにつくと夢に、映画のワンシーンが出てきた。

そのシーンが気になり、改めて映画を観ると、そこには自分にそっくりな俳優が写っていた。

他人の空似だと思いパソコンを閉じるが、どうしても気になってしまい、その俳優について調べ始める。

エンドロールから俳優の名前を特定し、ネット検索してみると、所属事務所のホームページに写真が掲載されていた。

その写真を見て、自分の顔と全く同じてあることを確信した。

上にも書いた通り、かなり難解な内容なのでネタバレに配慮しつつ、少し解説をしておきたい。

そもそも、原題は「Enemy」であり、邦題「複製された男」とは全く違う。「複製された」と言われてしまうと、クローンものだと思ってしまうが、本作はクローンを題材にした映画ではない。

本作は実際に起きている事象を描いているのではなく、主人公の潜在意識を象徴的に描いている。また、多くのシーンは時系列的が前後していたり、ミスリードだと思って観ていただきたい。

以上の点に注意して、セリフなど隅々まで注意して視聴すれば、初見でもなんとか理解できるかと思う。

ただし、できれば2回3回と繰り返し観ていただけると、もっと本作を楽しめるだろう。

キャスト・スタッフ

役名 キャスト
アダム/アンソニー ジェイク・ギレンホール
メアリー メラニー・ロラン
ヘレン サラ・ガドン
キャロライン イザベラ・ロッセリーニ
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴト
脚本 ハビエル・グヨント
原作 「複製された男」
ジョゼ・サラマーゴト
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