ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

 

2011年公開のサスペンスドラマ映画。「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」という邦題が、「長いタイトル」「気になるタイトル」として話題を呼んだ。これはオリジナルの邦題ではなく原題「Extremely Loud & Incredibly Close」のほぼ直訳である。

同タイトル小説が原作となっている。

パッケージや広告にはトム・ハンクスサンドラ・ブロックの名前が大きく出ているが、主演はトーマス・ホーンである。

本作が映画初出演で初主演となる。アメリカのクイズ番組「ジェパディ!」の子供週間に参加し31,800ドルを獲得している。その番組を観ていた本作のプロデューサーであるスコット・ルーディンがトーマスに興味を持ったことがきっかけで、主演に抜擢されている。

映画初出演、初主演でアスペルガー症候群の少年という難しい役を演じた。その演技は評論家から高い評価を得ている。

あらすじ

宝石店を営むトーマスは、息子オスカーと「調査探検」というゲームをしていた。第6回目となる調査探検は「ニューヨーク市の幻の第6区」がテーマだった。

アスペルガー症候群を持つオスカーが、調査探検を通して、他人と上手くコミュニケーションを取れるようになることが狙いだった。

オスカーは父がくれる小さなヒントをもとに、調査を進めていた。

しかし、父トーマスは2001年9月11日、同時多発テロ事件により帰らぬ人となった。

オスカーは父を失った悲しみから、母リンダとの関係も上手くいかなくなっていた。

そんなある日、調査探検を再開するべく、父のクローゼットでヒントを探していた。棚の上に父が大切にしていた祖父のカメラを見つけ取ろうとしたとき、青い花瓶が落ちてわれてしまった。

驚いたオスカーだったが、花瓶の破片の中に、封筒を見つける。中に入っていたのはどこかの鍵だった。

父が残したヒントに違いないと思い、オスカーは鍵穴を探し始める。

アスペルガー症候群は、発達障害の一つとされているが、自閉症のような言語障害や知的障害のないものである。特定のものに強い興味を持つ傾向にあるといわれている。

また、言われたことを額面上で受け取ってしまうため、コミュニケーションが上手くいかない傾向にある。

例えば、「宿題を忘れたのは犬にたべられたからですか」と皮肉まじりに言われたとする。そうすると、まず犬を飼ってないことを説明して、そもそも犬は紙を食べないことを説明しようとする。要するに「空気を読む」ということができないのである。

本作中にもあるが、アスペルガー症候群は感性が敏感になるすぎて、うつ病など他の疾患を併発しやすい。

このように特定のことに強い興味をしめすため、作中にある調査方法など、普通の子どもには思いつかないようなことも、オスカーは閃いてしまうのである。

キャスト・スタッフ

役名 キャスト
トーマス・シェル トム・ハンクス
リンダ・シェル サンドラ・ブロック
オスカー・シェル トーマス・ホーン
間借り人 マックス・フォン・シドー
アビー・ブラック ヴィオラ・デイヴィス
スタン ジョン・グッドマン
ウィリアム・ブラック ジェフリー・ライト
オスカーの祖母 ゾーイ・コールドウェル
監督 スティーブン・ダルドリー
脚本 エリック・ロス
原作 ジョナサン・サフラン・フォア
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
製作 スコット・ルーディン
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