イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

 
2014年に公開された歴史スリラー映画。第二次世界大戦中の暗号解読に挑む数学者描いている。

第二次世界大戦中のナチス・ドイツが使用していた「エニグマ」という暗号機がある。ロシア(当時はソ連)などの大国ですら解読不能だったエニグマに挑んだイギリスの数学者アラン・チューリングを描いていた伝記「Alan Turing: The Enigma」を原作としている。

監督は「パッセンジャー」で有名なモルテン・ティルドゥム監督、主演はベネディクト・カンバーバッチである。スピルバーグ監督の推薦で「スター・トレック イントゥ・ダークネス」に出演し、「稀代の悪役」と演技を認められた。そして、本作「イミテーション・ゲーム」ではさらに高い評価を受け、ニュース雑誌「タイム」で「2014年俳優による演技トップ10」で見事に1位を獲得した。

興行面でも成功し世界的に認められた映画となった。第87回アカデミー賞では作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞を含めた8部門にノミネートし、第72回ゴールデングローブ賞では5部門、第21回全米映画俳優組合賞では3部門、第68回英国アカデミー賞では9部門にノミネートされた。主演のベネディクト・カンバーバッチはMARVEL映画「ドクター・ストレンジ」の主演に抜擢されるなど、話題の俳優となった。

あらすじ

1939年、イギリスはドイツに宣戦布告した。チューリングはラステア・デニストン中佐を訪ねた。暗号解読チームの選抜に数学者が現れたことに驚くデニストン中佐だったが、チューリングを採用することに決めた。

アラステア・デニストン中佐の指揮の下、ヒュー・アレグザンダー、ジョン・ケアンクロス、ピーター・ヒルトン、キース・ファーマン、チャールズ・リチャーズからなるナチスの暗号解読チームを結成する。解読に挑むのは、世界各国が解読不能とした「エニグマ」である。

毎日暗号設定が変更されるなど、エニグマ解読は困難を極めた。

日々解読に挑んでいる同僚をよそに、チューリングは全く違う手段でエニグマを解読しようといていた。それは、どんな暗号にも対応できる「暗号解読マシーン」の開発である。

しかし、協調性の低いチューリングは孤立し、同僚からマシーン開発の理解を得ることはできなかった。

開発費用を拠出を拒否されたチューリングは、チャーチル首相に直訴した。首相は拠出を許可し、チューリングをエニグマ解読チームのリーダーに任命するのだった。

エニグマの解読にとどまらず、どんな暗号にも対応できる機械の開発を目指したチューリングの奮闘を描いている。現代のパソコンなどを知っている私たちにとっては当たり前のようなりろんだが、1940年代にこれほどの発想ができるというのは、やはり天才数学者だったのだろう。その反面、人付き合いが苦手で口下手な部分もベネディクト・カンバーバッチの見事な演技で表現されている。

本作の中でアラン・チューリングが発明したエニグマ解読の機械は現代のコンピュータの基礎となっている。現在でもコンピュータ社会に貢献した人物に贈られ、コンピュータ関連のノーベル賞といわれる「チューリング賞」にその名前が残されている。

キャスト・スタッフ

役名 キャスト
アラン・チューリング ベネディクト・カンバーバッチ
ジョーン・クラーク キーラ・ナイトレイ
ヒュー・アレグザンダー マシュー・グッド
ロバート・ノック刑事 ロリー・キニア
ジョン・ケアンクロス アレン・リーチ
ピーター・ヒルトン マシュー・ビアード
アラステア・デニストン中佐 チャールズ・ダンス
スチュアート・ミンギス少将 マーク・ストロング
ジャック・ゴールド ジェームズ・ノースコート
スタール巡査部長 トム・グッドマン=ヒル
スミス警視 スティーヴン・ウォディントン
キース・ファーマン イラン・グッドマン
チューリング(青年) アレックス・ロウザー
クリストファー・モーコム ジャック・バノン
ヘレン タペンス・ミドルトン
ウィリアム・ケンプ・ロウサー・クラーク デイヴィッド・チャーカム
ドロシー・クラーク ヴィクトリア・ウィックス
監督 モルテン・ティルドゥム
脚本 グレアム・ムーア
原作 アンドリュー・ホッジス
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