インビクタス 負けざる者たち

 

2009年に公開されたドラマ映画。監督は大俳優でもあり大監督でもあるクリント・イーストウッドである。ネルソン・マンデラの自伝「自由への長い道」を基に作られている。

マンデラが自伝出版時のインタビューで「映画化するなら、モーガン・フリーマンに演じてもらいたい」と答えたことがモーガン・フリーマンに伝わり、映画化が決定した。

その後、フリーマンが製作した脚本をクリント・イーストウッドに送り、イーストウッドが快諾した。フリーマンとイーストウッドのタッグは、「許されざる者」「ミリオンダラー・ベイビー」に次いで3作目となる。

あらすじ

反体制活動により終身刑を受け、27年間も投獄されていたネルソン・マンデラが、1990年ついに釈放された。さらに同年、大統領選挙で勝利し、南アフリカ共和国初の黒人大統領に就任した。

白人官僚たちは、黒人であるマンデラが大統領に就任したため荷物をまとめ始めていた。しかし、そんな白人官僚の思惑とは違い、マンデラは黒人・白人問わず協力を求めてきた。

また、マンデラはボディーガードも黒人白人の混合チームにし、双方の理解を深めるよう努めた。

外交、経済、犯罪率など問題が山積みの中、国民が一致団結する手段を探していた。そんな時目に止まったのが「ラグビーワールドカップ」だった。

南アフリカ代表チーム「スプリングボクス」の戦績は低迷し、選手の士気も下がっていた。さらに、子どものラグビー教室などPR活動にも不満を抱いていた。

しかし、そうした活動により南アフリカの国民が一つになっていくことを実感した選手たちは、徐々にマンデラの熱意を理解していくのだった。

当時の時代背景が作中ではあまり説明されていないので、すこし補足しておく。

南アフリカ共和国はイギリスの植民地であり、長年黒人は白人から人種差別などの迫害を受けていた。

当時のラグビーは英国発祥のスポーツで、白人の富裕層がするスポーツとして認識されていた。さらに、ルールが複雑で黒人、で教育水準の低い貧困層の人には受け入れられなかった。そのため、黒人はサッカー、白人はラグビーという風潮があった。

それを表しているのが、本作冒頭のシーンである。

さらに、マンデラが大統領に就任した1990年は、経済制裁などの影響により国際大会には出場できる状態ではなかったため、ラグビーワールドカップ第1回と第2回大会には参加できていない。国際試合ができなかったこともあり、世界最強とまで言われたチームは弱体していく。

その後、本作の舞台でもある1995年に自国開催となり国際大会へ出場することとなる。

キャスト・スタッフ

役名 キャスト
ネルソン・マンデラ モーガン・フリーマント
フランソワ・ピナール マット・デイモント
ジェイソン・シャバララ トニー・キゴロギト
リンガ・ムーンサミ パトリック・モフォケント
ヘンドリック・ボーイェンズ マット・スターント
ジョエル・ストランスキ スコット・イーストウッド
ジョナ・ロムー ザック・フュナティ
ルーベン・クルーガー グラント・L・ロバーツ
監督 クリント・イーストウッド
脚本 アンソニー・ペッカム
原作 ジョン・カーリン
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