ロッキー4/炎の友情

1985年に公開された「ロッキー」シリーズの4作目。

前作と同様に、シルヴェスター・スタローンが監督・脚本・主演の三役を担当している。

シリーズの中で最高の興行成績を記録しているが、ストーリー性を薄くしたことが酷評されている。
公開年のゴールデンラズベリー賞に、シルヴェスター・スタローンの「ランボー/怒りの脱出」と、助演ブリジット・ニールセンの「レッドソニア」を合わせると、10部門中8部門ノミネートし、5部門受賞という不名誉な記録も残している。

東西冷戦が終結に向かっている中で、それを題材にしている映画は当時としてはかなり攻めた内容となっている。また、シルヴェスター・スタローンの作品に込めた思いもうかがえる。

公開時の大統領であるロナルド・レーガンが、シルヴェスター・スタローンをホワイトハウスに招き本作を鑑賞し大絶賛した反面、ソ連メディアは反ソ映画と批判している。
エンターテイメント以外の政治的にも話題となった作品である。

あらすじ

クラバー・ラングに勝利し、チャンピオンに返り咲いたロッキーは、再び家族と共に幸せな生活を送っていた。

そんなある日のこと、ソ連のアマチュアボクシングヘビー級王者イワン・ドラゴが訪米した。ドラゴはソ連のプロボクシング協会加盟を発表し、アメリカのチャンピオンであるロッキーとの対戦を希望していた。

ドラゴの挑発的な会見を観ていたアポロは、ロッキーに代わって自分が挑戦を受けると言い出した。ロッキーはアポロの年齢やブランクを考え対戦を止めようとしたが、アポロの想いをくんでセコンドにつくことを決める。

アポロとドラゴのエキシビジョンマッチはラスベガスで開催された。

ブーイングを受け入場するドラゴに対し、華やかな音楽と演出で登場するアポロには観客から盛大な拍手で迎えられた。

ついにアポロとドラゴの対決が始まったが、第1ラウンドからドラゴの強打を受け、アポロは苦戦を強いられる。ロッキーはその様子を見て棄権するよう促すが、アポロは聞き入れず、ドラゴに立ち向かっていく。

必死に戦うアポロだったが、ドラゴの強打を受けリングに倒れこんでしまう。アポロは再び立ち上がることなく、そのまま帰らぬ人となってしまった。

ストーリー性が薄くなったとはいえ、ロッキーシリーズお馴染みの筋は健在である。

また、最先端のトレーニングマシーンを使うドラゴと、昔ながらのトレーニングをするロッキーの対比など、なかなか面白い演出もある。

アポロのセコンドについて試合を見守るシーンなど、後のシリーズでカギとなるシーンがあるので、絶対に見逃せない部分である。

ちなみに、試合シーンでゴルバチョフ書記長が登場するが、もちろん本人ではなく有名なそっくりさんである。

キャスト・スタッフ

役名 キャスト
ロッキー・バルボア シルヴェスター・スタローン
エイドリアン タリア・シャイア
ポーリー バート・ヤング
アポロ・クリード カール・ウェザース
イワン・ドラゴ ドルフ・ラングレン
ルドミラ・ドラゴ ブリジット・ニールセン
デューク トニー・バートン
ロッキー・ジュニア ロッキー・クラコフ
ニコライ・コロフ マイケル・パタキ
監督 シルヴェスター・スタローン
脚本 シルヴェスター・スタローン
音楽 ヴィンス・ディコーラ
撮影 ビル・バトラー
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