ロッキー5/最後のドラマ

1990年に公開された「ロッキー」シリーズの5作目。

シリーズ1作目でメガホンをとったジョン・G・アヴィルドセンを監督に据えて、シリーズ完結編として製作された。

「最後のドラマ」と銘打った3度目の完結編だが、本作公開から16年後に「ロッキー・ザ・ファイナル」が公開されたため、サブタイトル「最後のドラマ」が表記されていない場合がある。

完結編として力をいれて製作されたはずだが、興行成績はふるわず、シリーズ史上最低記録となった。

また、出演者の演技やストーリーが酷評され、ゴールデンラズベリー賞に10部門中7部門ノミネートという不名誉な記録を作ってしまっている。ただし、ノミネートのみで受賞は回避している。

ちなみに、この年のゴールデンラズベリー賞は「フォード・フェアレーンの冒険」が最多受賞だった。

あらすじ

ソ連でドラゴとの戦いを制したロッキーは、アメリカに帰国し、今度こそ引退して家族と幸せに暮らそうとしていた。

帰国して間もなく、エイドリアンとポリーが言い争っていた。ポリーが会計士に委任状を渡したことで、全財産を失い破産してしまった。

弁護士に相談すると、これまでのずさんな会計業務が明らかになり、豪邸も家財道具も全て競売にかけられることになった。

残ったのは、ミッキーが残したボクシングジムと、以前に住んでいたフィラデルフィアの住居だけだった。

家族で再出発を誓い、フィラデルフィアに帰郷し、ミッキーが残してくれたジムでボクシングジムを経営しはじめた。

そのジムに現れたのは、トミー・ガンという新人ボクサーだった。

スパーリングを見たロッキーはトミーに才能があると感じ、トレーナーを受けることにした。

トミーは実力をつけ勝ち上がっていったが、ロッキーの陰に隠れてしまうことを不満に感じていた。

そんなトミーの心のすきに付け込んだのが、ジョージ・ワシントン・デュークというプロモ―ターだった。

ストーリー性を薄くした前作と比べ、本作はストーリー性を重視している印象を受ける。

ロッキーの破産や脳の障害、トレーナーとしての再出発や若手の育成、さらには息子や妻との関係などが深く描かれている。

さらに、シルヴェスター・スタローンの実の息子や、本物のボクシングチャンピオンを起用しリアリティーを高めている。

また、舞台がフィラデルフィアということもあり、なんとなく懐かしい気持ちになる。

とはいえ、当時のシルヴェスタ・スタローンの演技は「この10年最低主演男優賞」を受賞するほどだったので、作品全体が酷評されたのかもしれない。

「クリード」では最優秀助演男優賞を受賞するほどの演技を見せているので、最新作のロッキーと比較しながら観るのもおもしろいかもしれない。

キャスト・スタッフ

役名 キャスト
ロッキー・バルボア シルヴェスター・スタローン
エイドリアン タリア・シャイア
ポーリー バート・ヤング
トミー・マシン・ガン トミー・モリソン
ロッキー・ジュニア セイジ・スタローン
ミッキー・ゴールドミル バージェス・メレディス
デューク トニー・バートン
ジョージ・ワシントン・デューク リチャード・ガント
マーリン マイク・ジラード・シーハン
ユニオン・ケイン マイケル・ウィリアムズ
カレン デリア・シェパード
カーマイン神父 ポール・J・マイケル
監督 ジョン・G・アヴィルドセン
脚本 シルヴェスター・スタローン
音楽 ビル・コンティ
撮影 スティーヴン・ポスター
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