シンドラーのリスト

1993年公開の第二次世界大戦中のドイツを舞台にした歴史映画。

監督はスティーブン・スピルバーグ。スピルバーグ監督といえば、「E.T.」「ジュラシックパーク」などのSF、アクション映画を思い浮かべる人も多いが、戦争映画も「プライベート・ライアン」など良い作品が多くある。

本作は9割以上がモノクロのシーンである。ラストシーンと一部のシンドラーに心理的影響を与えるシーンのみカラーとなっている。

歴史を記録したフィルムはモノクロなので、本作もモノクロの方が説得力が増すというスピルバーグ監督の意向である。

Amazonなどで「映画史上もっとも重要な歴史映画のひとつ」と表現される。

アカデミー賞では、作品賞や監督賞を含む12部門にノミネートし、7部門を受賞している。さらに、スピルバーグ監督にとっても初となるアカデミー最優秀作品賞・監督賞受賞を受賞している。

また、公開から月日が経っても評価され、1998年・2006年・2007年にアメリカ映画協会が発表したランキング100のトップ10に入っている。

あらすじ

1939年、ポーランドはドイツ軍の侵略を受け占領下にあった。

ポーランドのクラクフに住むユダヤ人たちは、ドイツ軍によって居住区「クラクフ・ゲットー」へ強制移住させられていた。

そんな中、ナチス党員である実業家オスカー・シンドラーは、クラクフの町で一儲けしようと考え、工場を買い取り琺瑯容器工場を始めた。

会計士として優秀なユダヤ人、イザック・シュターンに目を付け、工場の経営を任せることにした。イザックはシンドラーに疑念を持ちながらも、協力することにする。

次にシンドラーが目を付けたのは、クラクフ・ゲットーに移住させられたユダヤ人だった。安い賃金で雇うことができるユダヤ人を利用して作った琺瑯容器を、持ち前の営業力で軍に売りつける算段だった。

シンドラーの計画通りに進み、事業は順調に拡大していった。

しかし、SS将校アーモン・ゲート少尉がクラクフに赴任してきたことで、事業が危機にさらされる。

アーモンはクラクフ・ゲットーのユダヤ人を強制収容所に集め、従わない者は次々に殺害していった。

琺瑯工場で働くユダヤ人たちにも危機が迫る中、シンドラーの心境が変化していく。

強制収容所のユダヤ人を工場で雇うことで、1,000人以上もの命を救ったオスカー・シンドラーという実在する人物の半生を描いている。

1,100人とも1,200人とも言われているが、救われた人の子どもや孫を合わせると、6,000人以上にも及ぶ命が続いたことになる。

第二次世界大戦中のユダヤ人迫害については知らない人がいないと思うが、本作を観るとさらに詳しく知ることができる。

ドイツ軍の虐殺行為などリアルに描かれているため、AmazonビデオなどではR-18指定があるので視聴の際には注意してください。

映画史に残る作品という意味と、戦争の歴史を知るという意味の両方でおすすめできる映画である。

キャスト・スタッフ

役名 キャスト
オスカー・シンドラー リーアム・ニーソン
イザック・シュターン ベン・キングズレー
アーモン・ゲート レイフ・ファインズ
エミリエ・シンドラー キャロライン・グッドール
ポルデク・ペファーベルグ ジョナサン・セガール
ヘレン・ヒルシュ エンベス・デイヴィッツ
マルセル・ゴルトベルク マーク・イヴァニール
ユリアン・シェルナー アンジェイ・セヴェリン
ミラ・ペファーベルグ アディ・ニトゥザン
カジャ・ドレスナー ミリー・ファビアン
ダンカ・ドレスナー アンナ・ミュシャ
メナーシャ・レヴァルトー エズラ・ダガン
製作 キャスリーン・ケネディ
監督 スティーヴン・スピルバーグ
原作 トーマス・キニーリー
脚本 スティーブン・ザイリアン
音楽 ジョン・ウィリアムズ
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