ターミナル

2004年公開のドラマ映画。スティーブン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演となっている。スピルバーグ監督作品だが、SF要素はなく、純粋なドラマ映画となっている。

渡米と同時に母国でクーデターがおこり、パスポートが無効となってしまった男が、空港にとりのこされ出国も入国も出来なくなってしまったというストーリーである。

母国はクラコウジア共和国となっているが、架空の国家である。また、トム・ハンクスが作中でロシア語のような言葉を話しているが、これも架空の言語で全てアドリブで話している。

ターミナルというタイトルなので、ほぼすべてのシーンが空港である。しかし、9.11事件後なので、空港での撮影許可が下りず、空港のセットが製作された。

カリフォルニアの格納庫にJFK国際空港を模したセットが作られた。飲食店などのテナントは全て実在する店舗で、バーガーキングや吉野家などが参加している。

さらに、リアリティを出すため、テナントに配置されるエキストラは各店の新人研修を受け、一部実際に働いているスタッフが参加している。

あらすじ

クラコウジア人のビクター・ナボルスキーは、奇妙な缶詰を片手にアメリカのJFK国際空港に降り立った。

入国審査で言葉が通じないせいか足止めされてしまう。国境警備局から説明を受け、ポケベルと食券を渡され、国際線乗り換えロビーにて待つように指示を受けた。

困惑するビクターが何気なく観たニュース番組に、母国クラコウジア共和国が映し出されていた。不慣れな英語を解読し、クラコウジアでクーデターが起こり政府が消滅、パスポートやビザが無効になったと知る。出国することも、入国することもできず、亡命も難民申請もできない。

ビクターは国境警備局の言いつけ通り、空港で待つことにした。

空港の清掃員や飲食店のスタッフはビクターのことを最初は不審に思ったが、彼のことを知っていくうちに、彼と交流するようになっていく。

実話のようなリアリティがあるが、全て創作である。さすがはスピルバーグ監督といったところだろう。

ビクターの素直で実直な性格で、空港職員の心が動かされている様子や、月に何度か会うフライトアテンダントへの恋心などが上手く描かれている。また、ビクターの持っている缶詰の謎もしっかりと明かされる。

「空港に取り残された男」をテーマとなっているが、暗いシーンはすくなく、コメディータッチの明るいシーンと、感動のシーンで構成されている。

明るい気分でラストにはスッキリと観終われるおすすめの映画である。

キャスト・スタッフ

役名 キャスト
ビクター・ナボルスキー トム・ハンクス
アメリア・ウォーレン キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
フランク・ディクソン スタンリー・トゥッチ
レイ・サーマン バリー・シャバカ・ヘンリー
ジョー・マルロイ シャイ・マクブライド
エンリケ・クルズ ディエゴ・ルナ
ドロレス・トーレス ゾーイ・サルダナ
グプタ・ ラハン クマール・パラーナ
サルチャック エディ・ジョーンズ
ミロドラゴビッチ ヴァレラ・ニコラエフ
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 サーシャ・ガヴァシ
ジェフ・ナサンソン
原案 アンドリュー・ニコル
サーシャ・カヴァシ
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